








1. 超音波加工機の構成

刃物は切断/切削等の用途に応じて、小型の刃や長刃、砥石付治具やドリル、バイト等を使用しています。
2. 超音波加工機の使用例
また、切りにくいカーボン繊維の切断や、金型を滑らかに磨くこと、プリント基板の極細パターンのカットなどが綺麗にできます。
超音波振動で加工速度が改善し、加工面が滑らかになり加工精度が向上します。さらに刃物の寿命が延びるため作業効率が向上します。

3. 発振器

また、超音波切削 /切断機の発振器は超音波洗浄用発振器と違い、「定振幅回路」を搭載しています。定振幅とは刃物などの先端振幅を一定にする機能となっており、被加工物の有無や加圧力などにかかわらず、常に設定した振幅になるように作動し切れ味を一定に保つようになっています。なお、超音波振動用の電力を扱っているため「発信器」ではなく「発振器」と表記しています。
4. 振動子

5. 超音波加工の種類と原理
超音波加工機の作動周波数は15 kHz~40 kHzが実用化されており、効果や用途などから選ばれています。
刃物や砥石に超音波を付加することで加工性能は大幅に向上します。超音波を付加した砥石やドリル等を回転させたり砥粒を付加することで更に高速/高精度の加工が行えます。

極細穴や多数同時穴加工が可能です。

加工精度や速度の向上が可能です。
6. 超音波カッターと研磨機の原理

7. 超音波加工の利点
1. カケ、バリ、クラックの発生の大幅低減
2. 加工精度が向上
3. 加工による変質層、加工歪等のダメージ低減
4. 加工時間の大幅短縮が可能
5. 加工抵抗が低減し、刃物や砥石等の長寿命化が可能
6. 他の方式ではできない細穴や深穴、硬脆性材料の加工が可能

8. こんな加工機があります

超音波発振器
超音波加工用の発振器は常に一定の切れ味となるよう、振幅を一定にする機能が搭載されています。
超音波加工用の発振器は常に一定の切れ味となるよう、振幅を一定にする機能が搭載されています。

超音波振動子
超音波加工用の振動子は、手に持ちやすい小型のものから、装置搭載用の頑丈なものまで、用途に応じた形状になっています。
超音波加工用の振動子は、手に持ちやすい小型のものから、装置搭載用の頑丈なものまで、用途に応じた形状になっています。

ハンディータイプ
手に持って使用する超音波加工機です。小型の超音波磨き装置や、小型のカッターなどがあります。
手に持って使用する超音波加工機です。小型の超音波磨き装置や、小型のカッターなどがあります。

超音波工具 ホーン刃
ホーン先端に刃付けがされており、様々なものをカットすることができます。
ホーン先端に刃付けがされており、様々なものをカットすることができます。

フードカッター
金属の加工のほか、柔らかいケーキやパンを型崩れなくカットできます。丸刃を用いると連続して切断が行えます。
金属の加工のほか、柔らかいケーキやパンを型崩れなくカットできます。丸刃を用いると連続して切断が行えます。

超音波工具 砥粒加工用ホーン
ホーン先端に加工治具を取り付けたホーンです。砥粒を併用し穴あけや加工を行います。
ホーン先端に加工治具を取り付けたホーンです。砥粒を併用し穴あけや加工を行います。

超音波工具 砥石
ホーン先端に取り付ける砥石です。加工する形状に合わせた砥石があります。
ホーン先端に取り付ける砥石です。加工する形状に合わせた砥石があります。
超音波加工機取り扱い企業
BL振動子取り扱い企業

超音波切断・切削装置は手動によるものから自動加工まで、材料や加工精度などから様々な装置が製作されています。

砥粒を使用し、常に一定した加工品質が得られるガラス・セラミック用の超音波自動加工機です。
加工用工具の送り込み機構に高感度加圧方式を使用し、工具の切り込みと送り速さ、超音波の振幅調整等を行っています。
大型加工物や重量物の加工、小径孔の多数個同時加工や深孔加工でその効果を発揮し、高精度で高速加工が行えます。

高耐久の超音波振動切削ユニットと高精度加工装置により高硬度脆弱性材料の精密加工が行えます。
超音波を加えることで加工抵抗やワークダメージが低減し、また砥石の目詰まりや目つぶれが少なくなります。さらに高精度の位置決め機構を搭載し、高品質加工・高生産性を実現しています
超音波加工装置取り扱い企業